「あ〜、また今日も行くのか」
仕事に向かう足が、鉛のように重い。でも「辞める」という一言がどうしても言えない。
「踏み出せない自分が弱いのかな」と思う必要は、まったくありません。
子育て中に仕事を辞めることを考えるのは、それだけ真剣に自分と家族のことを考えている証拠です。実際、マイナビが2025年に発表した調査によると、子育て中の正社員のうち約35%が「退職を経験、または退職を検討したことがある」と回答しています。育休経験のある女性に限ると、その割合は4割以上にもなります。
あなたは一人じゃない。そして、踏み出せないことにもちゃんと理由があるんです。
なぜ「辞めたい」のに動けないのか——問題の本質
多くのママが「踏み出せない」のは、意志が弱いからでも、勇気がないからでもありません。
「辞めること」と「辞めた後」が、頭の中でごちゃまぜになっているから、動けないんです。
「辞めたい」という気持ちと、「でも生活は?」「子どもに迷惑かけたら?」「また働けるの?」という不安が一度に押し寄せてくる。情報を集めれば集めるほど、逆に身動きが取れなくなる。これが「踏み出せない」状態の正体です。
踏み出せない原因は、だいたいこの3つ
原因①「辞めたあと」のイメージが怖すぎる
「一度正社員を辞めたら、もう戻れないんじゃないか」
この恐れは、決して的外れではありません。ただ、現実は少し違います。最近では、ワーママをサポートする転職エージェントや、時短・リモート対応の求人も着実に増えています。「辞める=キャリア終了」という時代は、変わりつつあります。
怖いのは「辞めること」ではなく、「辞めた後の自分」が見えないことです。
原因②「今じゃないかも」と先送りしてしまう
「子どもがもう少し大きくなってから」「もう少し貯金が貯まったら」——気づいたら3年が経っていた、ということはよくあります。
私自身も、給食のパートを一年で辞めるとき、「あとひと月、あとひと月」と言い続けて、半年が過ぎていました。完璧なタイミングなんて、永遠に来ません。
原因③ 誰にも相談できない孤独感
「こんなこと夫に言ったら心配させる」「友達には贅沢な悩みと思われるかも」
悩みを一人で抱えると、どんどん大きく見えてきます。誰かに話すだけで、驚くほどスッキリすることがあります。
今日からできる5つの対処法
① まず「辞めたい理由」を紙に書き出す
頭の中でぐるぐる考えるのをやめて、紙に書いてみてください。
- 何が一番しんどいか
- 逆に、今の仕事で続けたい部分はあるか
- 理想の働き方はどんなものか
書くことで、「本当は職場の人間関係が嫌なだけで、仕事内容は嫌いじゃない」「実は給料より時間がほしい」など、問題の本質が見えてきます。
「辞めたい」は終点ではなく、出発点です。
② 「辞める」と「転職」を切り離して考える
「辞める=すぐに次を見つけなければ」と思うから、プレッシャーが大きくなります。まずは情報収集だけでいい。転職エージェントへの無料登録は、退職の意思決定とは別の話です。
③ 「小1の壁」など、時期の変化を味方につける
子どもが小学校に上がるタイミングは、働き方を見直す自然なきっかけになります。「ライフイベント」を節目として使う。これが、子育て中ならではの転職の進め方です。
④ 一人で悩まず、同じ境遇のママの話を聞く
SNSやコミュニティで、同じ立場のワーママの声を探してみましょう。「転職して良かった」「踏み出してみたら意外と大丈夫だった」という実体験は、何よりの勇気になります。
⑤ 「完璧な決断」を目指すのをやめる
「動き始めること」と「決断すること」は、別のことです。まず動いてみる。その小さな一歩が、半年後の自分を変えます。
今日の夜にやってみてほしいこと
子どもを寝かしつけた後、5分だけ時間を作ってください。
- ノートに「今の仕事でしんどいこと」を3つだけ書く
- 転職サイトを開いて、今の自分の条件で検索してみる
- 「もし転職するとしたら何を一番大切にしたいか」を一言だけメモする
まとめ——踏み出せないあなたは、十分頑張っている
仕事を辞めたいのに動けないのは、弱さではありません。子どものことを、家族のことを、将来のことを、真剣に考えているからこそです。
私も一年でパートを辞めたとき、正直「これで良かったのか」と不安でした。でも、動いてみて初めて見えてくることが、たくさんありました。
まず一歩。情報を集めるだけでいい。あなたの「働き方」を変える選択肢は、思っている以上にあります。
子育て中のワーママ向けに特化した転職エージェントに相談するのが、一番の近道です。
履歴書の書き方から、子育てに理解のある企業の紹介まで、プロが無料でサポートしてくれます。